占い師の年収はいくらか
/ / 執筆 電話占い ゆくえ / 書き方の決まり
占い師の収入は、いくらの単価で何分話したかで決まります。電話占いの会社の募集ページでは、デビュー時の 1 分あたりの額は 50〜80 円からでした。
占い師の年収に決まった相場はなく、電話占いなら「分給 × 1 か月に話した分数 × 12 か月」で決まります。分給は、会社が占い師に払う 1 分あたりの額です。当社が 2026 年 9 月に募集ページを読んだ電話占い 9 社のうち、分給の下限を数字で公開していたのは 7 社です。その幅は 50〜80 円でした。お客さまが払った額のうち占い師に渡る割合を公表していたのは 1 社で、平均 34.2% でした。
占い師の年収は、単価と話した分数で決まる
占い師の年収に決まった相場はなく、1 分あたりの単価と、1 年に話した分数で決まります。当社が 2026 年 9 月に募集ページを読んだ電話占い 9 社(以下「9 社」)のうち、7 社は業務委託の契約と明記していました。報酬は、分給(会社が占い師に払う 1 分あたりの額)で受け取ります。
よく見る「平均年収」の数字
上位の記事の 1 本は、副業している人を含めた占い師の平均年収を、約 200 万円(月収 17 万円前後)と書いていました。占いのスクールを運営する会社のコラムです。この数字には出典が書かれていませんでした(2026 年 9 月 23 日と 10 月 1 日に確認)。
求人サイトの Indeed は、同サイトで検索できる求人のデータから、占い師の平均年収を全国で約 551 万円としています。電話占いに限ると約 514 万円で、どちらも 2021 年 4 月時点の数字です。
2 つの数字は 2 倍以上離れています。片方は出典が無く、もう片方は求人のデータから出した数字です。どちらも、働いている占い師の年収を集めた統計とは言えません(当社の見方)。
年収の式
電話占いの年収は、次の式で出せます。
- 分給 60 円で月 1,000 分
年 72 万円(計算)。1 日あたり約 33 分の鑑定です。
- 分給 80 円で月 3,000 分
年 288 万円(計算)。1 日あたり約 100 分の鑑定です。
- 分給 132 円で月 3,000 分
年 約 475 万円(計算)。132 円は、1 社が公表した 2025 年 4 月の平均分給です。
1 時間あたりに直すと
1 時間話し続けたときの額を「時給換算」として載せる会社が 2 社ありました。分給 80 円なら 4,800 円、70 円なら 4,200 円です。話し続けた 1 時間の額なので、実際の時給とは別のものです。
デビュー時の分給は 50〜80 円から
デビュー時の分給の下限は 50〜80 円でした。9 社のうち、下限を数字で公開していたのは 7 社です。
- 50 円から
2 社。
- 60 円から
1 社。60〜121 円と幅で公開していました。
- 70 円(例)
1 社。待機やリピートの状況に応じて上げると書いていました。
- 80 円から
3 社。
- 公開していない
2 社。うち 1 社は、移ってくる人にだけ 90 円以上と書いていました。
経験のある人には、はじめから高めの分給を示す会社もあります。1 社は実績しだいで 92 円から、別の 1 社は経験の豊富な人なら最大 150 円から始められる場合があると書いていました。
他社から移ってくる人に、条件つきで 95〜105 円の分給を確約する会社が 2 社、90 円以上と書く会社が 1 社ありました。2025 年 4 月の平均分給を 132 円と公表した会社では、平均がデビュー時の分給の幅(60〜121 円)を上回っていました。
分給は毎月か随時の査定で見直される
会社が報酬を決める電話占いでは、分給は会社が占い師ごとに決め、9 社とも毎月か随時の査定で見直していました。公開されている査定の材料は、待機した時間、鑑定の件数、同じお客さまが戻る率、口コミの評価、予定の提出などです。
1 社は材料を 7 項目と書き、待機時間を材料に入れていたのは 5 社でした。デビューのときの分給は、占術の知識や鑑定の力、話す力、経験で決めると書く会社もあります。
月の鑑定分数に応じた上乗せを書く会社もあります。1 社の上乗せは、月 4,000 分以上で 5 万円から、6,000 分以上で 10 万円から、10,000 分以上で 20 万円からでした。
取り分は、お客さまが払った額の何%か
お客さまが払った額のうち占い師に渡る割合(歩合率)は、公表していた 1 社で平均 34.2% でした。その会社は「報酬率(報酬÷ユーザー課金)は平均で34.2%」と書いています。9 社のうち、この割合を公表していたのはこの 1 社だけです。
料金と分給の例から計算すると
別の 1 社は、お客さまの料金に合わせて分給が変わると書き、例を 2 つ出していました。料金が 1 分 270 円なら分給 60 円、350 円なら 82 円です。割合に直すと約 22〜23% になります(当社の計算)。
もう 1 社の料金の幅と分給の幅から、組み合わせの端で計算すると約 18〜40% でした。これは推定で、確かめた数字ではありません。
比較記事の 1 本は、会社に所属すると、初めのうちは料金の 2.5〜3 割ほどが収入になると書いていました。別の 1 本は、約 20〜30%、多くても約 40〜50% としています。
働く場によって割合は変わる
対面の占いの館では、1 社の募集が、報酬は売上の 40〜55% の間で会社が決めると書いていました。2026 年 9 月 23 日に確認した数字です。
ココナラの電話相談は、相談料が 1 分 100 円からです。出品者の報酬は 1 分 41 円からで、課税事業者の登録をしていない場合の額です(ココナラの公式ガイドと料金表)。
会社が出す月収の例の読み方
募集ページの月収の例は、会社が選んで載せた例で、平均ではありません。在籍者の例のほか、条件を置いて計算した例もあります。当社が見た例は、次のような幅でした。
- 月 7.5 万〜182 万円
1 社。鑑定歴 1〜10 年の 4 人の例です。
- 月 27 万〜130 万円
1 社。専属・兼業・主婦業と両立の 3 つの給与例です。
- 月 31 万〜130 万円
1 社。主婦・対面と兼ねる人・占いだけで働く人の 3 つの報酬イメージです。
- 月 11 万〜75 万円
1 社。副業と専任を、条件を置いて計算した例です。
- 月 50 万〜122 万円
1 社。電話占いの経験 5〜25 年ほどの 4 人の例です(2026 年 10 月 1 日に確認)。
例の人は、どれだけ待機しているか
最後の 1 社は待機の時間も載せていて、4 人は月に 195〜300 時間待機していました。300 時間は、30 日で割ると 1 日 10 時間です。月の報酬を待機の時間で割ると、1 時間あたり約 2,100〜4,800 円になります(どちらも当社の計算)。月収の例の上の方は、これだけの時間を電話の前で過ごしている人の例でした。
副業と専任の例を出した会社は、専任の例を、月 22 日働き、1 日に平均 10 人と 40 分ずつ話す前提で計算していました。月 8,800 分の鑑定にあたります(当社の計算)。
例から分かることと、分からないこと
例に並ぶ人は、鑑定歴も客数も違います。自分がどこに入るかは、この数字からは分かりません。1 社は「在籍鑑定師の60%が月報酬35万円以上」と書いていました。これは在籍している人の中の割合で、応募した人の中の割合ではありません。
稼げるまでの期間は分かるか
月にいくら稼げるまで何か月かかるかは、当社が読んだ募集ページと上位の記事に、出典のある数字がありませんでした。募集ページから分かるのは、デビューまで、分給が上がるまで、最初の振込までの 3 つです。
デビューまで
過去最短のデビューは 1 週間、と書く会社が 1 社ありました。デビュー前の研修を約 7 日間とする会社もあります。選考の段階は「電話占いのオーディション」で順に追っています。
分給が上がるまで
1 社は、査定を月ごとに行うので「デビュー1ヶ月目から2ヶ月連続で分給アップのチャンスがあります」と書いていました。別の 1 社は「早い方であれば3か月間でプラス約40円〜60円昇給されます」としています。どちらも機会と例で、上がると約束したものではありません。
最初の報酬が振り込まれるまで
支払いの日を書いていた 5 社のうち 3 社は、月末に締めて翌月 15 日に払う決まりでした。この場合、月の初めに鑑定した分は、1 か月半ほどあとに振り込まれます(当社の計算)。会社ごとの支払いの決まりは「占い師の給料はいつ払われるか」で比べています。
お客さまがつくまで
お客さまがつくまでの期間は、人によって違います。9 社の募集ページには、待機した時間そのものに報酬を払うという記載がありませんでした。移籍する人向けに、待機を条件にした保証を置く会社は別にあります。待機の時間の条件やノルマは、会社ごとに「待機とノルマと顔出し」で比べています。
電話・チャット・メール・対面で報酬の決まり方は違う
報酬の決まり方は、電話なら話した分数です。チャットとメールは、文字数や件数で決める会社があります。チャットとメールの報酬の額は、決まり方を確かめられた 3 社とも載せていませんでした(2026 年 10 月 1 日に確認)。
電話
9 社とも、電話の報酬は 1 分ごとの分給でした。上の年収の式は、電話の働き方の式です。
チャット
1 社は、チャットの報酬を「文字数制」と書いていました。この会社は電話の鑑定を必須とし、チャットだけの応募は受け付けていませんでした。別の 1 社は、チャットの料金は分単位の課金なので、文字数を気にしなくてよいと書いていました。
メール
1 社は、メールの報酬を「鑑定件数に応じた件数給」と書いていました。件数給を時間あたりの額と比べるには、1 件にかかる時間を自分で測る必要があります。
対面
占いの館の報酬は、売上の割合で決まる例があります(上の 40〜55% の 1 社)。対面で占ってきた人の本には、きちんと鑑定すれば 1 日に見られるのは多くても 5〜6 人、と書かれています。2026 年 6 月に出た『占い師ぶっちゃけ話』の抜粋記事です。
稼げない理由と、辞める理由
663 名が答えたアンケートでは、占い師を辞めた理由でいちばん多いのは、お客さまが来ないことでした。原文の言い方は「お客がこない、集客が難しかった」です(2025 年 2 月に note で公表されたもので、当社は集計の元を見ていません)。
同じアンケートで 4 番目に多い理由は、「うまく占えなかった」でした。
また、回答者の 14% が、仕事でトラブルがあったと答えていました。
年収を上げるには
年収を上げる道は、話す分数を増やすことと、1 分あたりの額を上げることの 2 つです(当社の見方)。
- 話す分数を増やす
待機の時間を増やすことと、同じお客さまに戻ってきてもらうことです。戻る率や口コミを査定の材料に挙げる会社もあります。
- 1 分あたりの額を上げる
会社に所属する形では、査定で分給が上がるのを待ちます。自分で出品する形では、料金を自分で上げられます。
月収の例を載せた会社の 1 社は、料金が上がったあとで待機の時間を減らし、報酬を増やした人の例を出していました。分数を増やす道には、使える時間という上限があります。
どんな人が稼ぎやすいか(当社の見方)
収入の面では、同じお客さまに何度も選ばれる人が有利です。リピートや口コミの評価を、分給を見直す材料に挙げる会社があるためです。占い師に向いている人の考え方は、「占い師になるには」で扱っています。
資格で収入は変わるか
当社が読んだ査定の材料の中に、民間の資格を挙げたものはありませんでした。資格が要るかどうかは、「占い師に資格は要るのか」にあります。
年収が増えたときの税金
業務委託の報酬は給料ではないので、所得によっては自分で確定申告をします。給与を 1 か所から受け、全部が源泉徴収の対象の会社員なら、給与所得と退職所得以外の所得が年 20 万円を超えたときです(国税庁)。
源泉徴収の扱いを募集ページに書いていた会社は、9 社の中にありませんでした。経費や住民税の扱いは「占い師の副業」にまとめています。
電話占い ゆくえ の場合
ゆくえ では、お客さまが払った鑑定料の 50% が先生の取り分になります。分給に直すと、料金の半分です。
料金と取り分
料金は先生ごとに違い、1 分 220 円(税込)からで、上限はありません。料金は、実績・経験・スキルを考え、先生の希望を重んじて、当社が先生と相談して決めます。取り分は料金にかかわらず 50% です。1 分 220 円なら 110 円、250 円なら 125 円、300 円なら 150 円が先生に入ります(計算)。
当社は、売上・相談件数・口コミを見て、料金を随時見直し、上げることがあります(査定)。先生から値上げを申し出ることもできます。料金が上がっても、取り分は 50% のまま変わりません。
年収の計算の例
たとえば 1 分 220 円の先生が月 1,000 分話せば、取り分は月 11 万円、年 132 万円です(計算の例で、この額を約束するものではありません)。取り分が 50% でも、お客さまからの電話が鳴らなければ、収入は 0 円です。
特典の分の報酬と、先生が持つ費用
お客さまが特典で払った鑑定料も、先生の取り分 50% の対象です。先生の通話料・システム利用料・登録料・月額はかかりません。
支払いと、チャット・メール
報酬は、15 日と月末の月 2 回で締め、締めの日から 5 営業日目に振り込みます。振込の申請は要りません。ただし、報酬が 5,000 円未満の回は、次の締めに繰り越します。繰り越し分と合わせて 5,000 円以上になった締めで振り込みます。2 回繰り越した分は、その次の締めで金額にかかわらず振り込みます。このため、どの報酬も、鑑定の日を含めて 60 日以内に振り込みます。繰り越している間も、先生から出金申請があれば、申請の日から 5 営業日目に振り込みます。出金申請は、繰り越している報酬が 1,000 円以上あるときにできます。締めのときの振込の手数料は当社が持ちます。出金申請による振込の手数料(実費)は、先生のご負担となります。報酬から源泉徴収はしません(確定申告はご自身で行ってください)。インボイスの登録は求めません。
鑑定は電話とチャットの両方で受けられ、チャットも 1 分単位で数えます。メールの鑑定は 1 通ごとの料金で、報酬は 1 通の料金の 50% です。
応募はメールで受け付けています。応募の条件と、登録から鑑定を始めるまでの流れは、「占い師の募集」にあります。
他社の分給・取り分の数字は、2026 年 9 月に各社の募集ページで確認しました。月収の例の 1 社と、チャット・メールの報酬の決まり方は、2026 年 10 月 1 日に確認しました。逆算した 18〜40% は推定です。ゆくえ の先生の取り分・報酬の振込・税の扱いの決まりは、2026 年 9 月 26 日から 10 月 16 日にかけて定めました。2026 年 10 月 27 日に、特典で払われた鑑定料の扱いの決まりを定め、料金の決め方の決まりを改めました。決まりを変えるときは、1 か月前にこのサイトでお知らせします。
このページで確かめた公的な資料
- 国税庁 タックスアンサー No.1900「給与所得者で確定申告が必要な人」(2026 年 10 月 1 日に確認)
よくある質問
よく見る約 200 万円という数字は、この数字を載せた記事の 1 本に出典がありませんでした。求人サイトの Indeed は、求人のデータから約 551 万円(2021 年 4 月時点)としています。電話占いなら「分給 × 1 か月に話した分数 × 12 か月」で出せます。
当社が 2026 年 9 月に募集ページを読んだ電話占い 9 社のうち、数字を公開していた 7 社の下限は 50〜80 円でした。60〜121 円と幅で書く会社もありました。
当社が募集ページを読んだ電話占い 9 社のうち、割合を公表していたのは 1 社で、平均 34.2% でした。
収入は、分給と話した分数の掛け算で決まります。分給が高くても、お客さまと話した分数が少なければ増えません。663 名が答えたアンケートでは、占い師を辞めた理由の最多が「お客がこない、集客が難しかった」でした。
何か月で月いくらに届くかを出典のある数字で示したものは、当社が読んだ募集ページと上位の記事にはありませんでした。募集ページには、過去最短のデビューは 1 週間という会社がありました。早い人で 3 か月に分給が 40〜60 円ほど上がる、という会社もあります。
電話占いの会社の募集ページには、チャットを文字数制、メールを件数給とする会社がありました。額を載せていた会社は、決まり方を確かめられた 3 社にはありませんでした。
在宅の電話占いでも、分給に 1 か月に話した分数と 12 か月を掛けて出します。待機の時間は、この分数に入りません。
平均ではありません。会社が選んで載せた例で、在籍者の例のほか、条件を置いて計算した例もあります。当社が見た例には 1 社で月 7.5 万〜182 万円のような幅があり、自分がどこに入るかは分かりません。