電話占いは当たるのか
この問いに、当社は「当たります」とは書きません。書けないからです。ここでは、当たった・当たらないが何によって分かれているのかだけを並べます。
電話占いが「当たる」かどうかを、数字で示せる会社はありません。景品表示法は、根拠を出せない「的中率◯%」のような表示を禁じています。実際に分かれているのは、相手の状況を言い当てられたかどうかと、これから起きることが合っていたかどうかの 2 つで、前者は話の聞き方の技術に近いものです。
「当たる」には 2 つの意味がある
この言葉は、まったく違う 2 つのことに使われています。分けないと話が進みません。
- 言い当てられた
いま自分が置かれている状況、相手の性格、過去に何があったか。まだ話していないことを先に言われた、という驚きです。
- その通りになった
これから起きると言われたことが、実際に起きた。時期や結果の予想が合っていた、ということです。
この 2 つは、起きていることがまったく違います。前者は鑑定の最中に分かり、後者は何か月も経ってから分かります。「当たった」という口コミの多くは前者です。
言い当てられた、と感じるとき何が起きているか
電話の鑑定では、相手の材料が声と話し方に限られます。そのぶん、そこから読み取れるものが多くなります。声の張り、話す速さ、言いよどむ場所、どの話題で息が詰まるか。人の話を長く聞いてきた人は、ここから状況をかなり絞り込めます。
もう一つ、会社の画面には、登録したときの名前・生年月日・性別・過去の鑑定歴が出ているのが一般的です。前に同じ相談をしていれば、それも見えています。
これは「インチキだ」という話ではありません。人の話を聞き取る技術がある、ということです。その技術が高い人ほど、言い当てられたと感じる場面は増えます。裏側のもう少し細かいところは電話占いのからくりに書きました。
当たらなかった、と感じるとき
外れたと感じる場面には、型があります。
- 時期を聞いた
「いつ」は、いちばん外れやすい問いです。
- 相手の気持ちを聞いた
合っていたかどうかを、確かめる方法がありません。
- 望む答えが出るまで聞き直した
同じことを何人にも聞くと、どれが当たったのか分からなくなります。
逆に外れにくいのは、「いま自分はどう動けばいいか」という形の問いです。答えが自分の行動になるので、その場で使えて、合っていたかどうかも自分で判断できます。
的中率を掲げている所を、どう見るか
「的中率 95%」のような表示を見たら、その数字を何で測ったのかを探してください。書かれていないのが普通です。
根拠を示せない効果の表示は、景品表示法で問題になり得ます。消費者庁は、合理的な根拠を示す資料を出せない場合に、その表示を不当表示とみなす扱いをしています。占いの分野で実際に処分が出た例は、当社が調べた 2021〜2025 年度の公表資料には 0 件でしたが、規制そのものは生きています。
当社が「当たります」と書かない理由
理由は 2 つです。
1 つは、示せないからです。当たったかどうかを数える方法が、この商売には存在しません。数えていないものを数字で言えば、それは作った数字です。
もう 1 つは、当たると書くと、お客さまが占いの結果で物事を決めてしまうからです。当社は、占いの結果で何かを決めるように勧めません。医療、法律、生死にかかわること、投資の判断は、そもそもお受けしません。
ゆくえ では、占い師の方がご自分で鑑定の紹介文を書きます。紹介文は、出す前に機械が「当たる」「的中率」などの禁止の言い回しを検査し、引っかかった文だけ差し戻します。人が読んで選ぶことはしません。
電話占いを使うなら、当たるかどうかで選ぶより、公開されている事実で比べるほうが確かです。使いすぎが心配な方は危ないところも読んでください。
景品表示法の扱いは、消費者庁の不実証広告規制の考え方によります(2026 年 9 月に確認)。
よくある質問
事前に見分ける確実な方法は、当社の調べた範囲ではありません。口コミは会社が承諾を得て掲載しているもので、否定的なものが載りにくい仕組みです。
根拠を示せない的中率の表示は、景品表示法で問題になり得ます。数字そのものより、その数字を何で測ったかが書かれているかを見てください。